- Q1:補聴器に防水機能はありますか?
- Q2:骨伝導式の補聴器はありますか?
- Q3:補聴器にはどのようなタイプがありますか?
- Q4:補聴器から電磁波は出ていますか。身体への影響はありますか?
- Q5:補聴器を装用したままレントゲン・MRI・CTを受けてもよいですか?
- Q6:騒音がある場所で補聴器を使うことはできますか?
- Q7:他人の補聴器を使用しても耳に悪い影響はないでしょうか?
- Q8:補聴器の修理は購入後何年ぐらいまでできるでしょうか?
- Q9:耳あな形補聴器の場合、耳垢がよく詰まりますが対策はありますか?
- Q10:補聴器のお手入れはどのようにすればよいですか?
- Q11:補聴器の分解掃除のメリットはありますか?また補聴器の点検は、何ヶ月に一度すればよいでしょうか?
Q1:補聴器に防水機能はありますか?
A1:多くの補聴器には、防水機能はありません。耐汗性のある補聴器はありますが、プールやお風呂、シャワーのような水には耐えらません。
ただ、一部のメーカーでは、耳かけ形補聴器ならば、防水機能を持った補聴器もあります。しかし、耳あな形補聴器の場合は防水が難しく、現在では、防水機能がついた補聴器は発売されていません。ですから、お風呂やプールでの補聴器の装用は、補聴器の故障の原因につながりますので、おやめください。また、夏など汗を多くかくときは、必要に応じて汗を拭きとってください。
Q2:骨伝導式の補聴器はありますか?
A2:一部のメーカーで取り扱いをしております。「きこえ」の程度や難聴の原因により、骨伝導式補聴器の装用効果がある方と効果の出にくい方がいらっしゃいます。
詳しくは、耳鼻科医、もしくは補聴器販売店にご相談ください。
Q3:補聴器にはどのようなタイプがありますか?
A3:補聴器の形による分類では現在、耳あな形タイプと耳かけ形タイプ、ポケット形、メガネ形の4タイプがあります。人気のあるタイプはオーダーメイドタイプの耳あな形補聴器ですが、「きこえ」の程度によっては、お使いいただけない場合もあります。
- 耳あな形補聴器
耳の中に収まるタイプです。耳あな形補聴器はより小さく作られていますが、耳の奥深くまで収める小さいタイプでも、人によっては大きくなることもあります。また、小さい補聴器ほど、調整つまみや電池も小さくなります。目がご不自由な方や、指で小さなつまみを扱いにくい方は大きめな補聴器をお勧めします。
<耳あな形補聴器の種類>
CIC:一番小さなタイプの補聴器で、耳に入れると外からは見えません。耳あなにぴったり収まります。
カナル:CICよりも大きめですが、耳にぴったり収まるタイプです。このタイプはCICタイプの電池よりも、少し大きめの電池を使います。
フルサイズ:さまざまなタイプの難聴に広くお使いいただけます。サイズが大きめなので使いやすくなっています。コンチャとも呼ばれています。 - 耳かけ形補聴器
耳のうしろにかけて使うタイプ。比較的取り扱いやすく、種類が豊富で性能によって選べます。根強い人気があり、軽度難聴から重度な難聴まで、あらゆる難聴の度合いに対応できます。また、最近では肌や髪の色に合わせていくつかの色の中から補聴器の色を選べ、カラフルな色を取り揃えている場合もあります。一人ひとりの耳の形に合わせたイヤモールドを使用することで、ハウリング(ピーピー音)がおこりにくくできます。 - ポケット形補聴器
補聴器本体をポケット内に収めて、あるいは首からさげてイヤホンをコードでつなぐタイプ。操作が比較的簡単で、軽度の難聴から重度の難聴まで幅広くお使いいただけます。 - メガネ形補聴器
メガネと補聴器が一体化したタイプ。メガネのつるの部分に補聴器が内蔵されています。音を骨に伝える骨伝導式もあります。
Q4:補聴器から電磁波は出ていますか。身体への影響はありますか?
A4:補聴器から放射される電磁波は微弱で、身体の健康に影響を与えるほど強くありません。ですから、補聴器の使用にともなう電磁波の影響はありません。
Q5:補聴器を装用したままレントゲン・MRI・CTを受けてもよいですか?
A5:MRIは極めて強い磁場(磁力の働く場所)を発生させます。そのため強磁性体(鉄やニッケル)がありますとそこに磁力線が集中し、補聴器の部品を破壊させてしまいます。また、金属類その他が撮影の近くにあると、肝心な診断に誤りを生じることもあります。したがって、MRI検査を受けるときは必ず補聴器を身体からはずしてください。(CT撮影時も同様な配慮が必要です)
*ご不明なときやさらに詳しく知りたい場合は医師にお尋ね下さい。また受診時は医師の指示に従って下さい。
また、接骨院等の低周波数治療器やHI電磁調理器のなかには、補聴器を装用していると、非常に大きな雑音を発するものもあります。補聴器そのものを壊す恐れは少ないのですが、デジタル補聴器では支障をきたす場合もあります。
Q6:騒音がある場所で補聴器を使うことはできますか?
A6:お使いの補聴器の種類によりますが、一般的には騒音による影響がない補聴器がほとんどです。ただ、極めて大きな騒音のある環境では耳を傷める場合もありますので、場合によっては、補聴器を使うことをおすすめしません。ただ、ご自分の「きこえ」の程度に合った補聴器で、きちんと調整されている分には問題はありません。また、通常の街中の騒音程度でしたら全く問題はありません。しかし、騒音の中では、十分な言葉の聞き取りを得ることは難しい場合もありますが、指向性機能が搭載されている補聴器の場合、聞き取りやすくなるものもあります。
Q7:他人の補聴器を使用しても耳に悪い影響はないでしょうか?
A7:補聴器は、使っている人の「きこえ」に合わせて、機種の選択やフィッティングを行うため、補聴器が音を増幅する度合いも異なります。ですから、他人の補聴器を使うことはできません。また、オーダーメイド補聴器(耳あな形)、耳かけ形補聴器を使用する際のイヤモールド(耳せん)も、お求めになった方の耳の形に合わせて作っていますので、他人の補聴器を使うことはおやめください。
Q8:補聴器の修理は購入後何年ぐらいまでできるでしょうか?
A8:各メーカーとも、補聴器の補修部品は、その補聴器が製造中止、もしくは、販売完了になってから5〜7年間は保有しているのが一般的です。(補聴器の補修部品の保有期間については特に法律で定められていないので、補修部品の保有期間は各補聴器メーカーによって異なります。各補聴器メーカー、もしくは、購入された補聴器店にお確かめください)
Q9:耳あな形補聴器の場合、耳垢がよく詰まりますが対策はありますか?
A9:耳あな形補聴器にとって耳垢のつまりは大きな問題です。補聴器から音が出る孔に耳垢がつまりますと、補聴器が正常に機能していても正常に聞こえなくなり、故障と勘違いされる方も多くいらっしゃいます。各補聴器メーカーでは補聴器に耳あか除去あるいは、耳あか防止チップの交換が簡単にできるような工夫を施しています。耳あかにはカサカサのタイプや、飴状で除去することが困難なものまでありますので、対処法、補聴器の掃除のしかた、チップの交換はご購入された補聴器店にご相談ください。
Q10:補聴器のお手入れはどのようにすればよいですか?
A10:補聴器は小さな精密器械ですので、基本的には購入された販売店で、お手入れやクリーニングをしてもらうことをお勧めします。お手入れ以外にも普段から、補聴器を使用していないときは、専用の湿気を取る乾燥剤の入ったケースに保管することが大事。この場合、電池は本体から取り出して、本体の電池収納部のふたを開けた状態で入れてください。また、電池は乾燥ケースには入れないでください。補聴器をご自分でお手入れする場合は、各メーカーの補聴器の取り扱い説明書に従って行うことをお勧めします。
ご自分でお手入れをする場合は、補聴器の落下のによる損傷を避けるため、布などのやわらかいものの上で行ってください。また、補聴器の種類によりお手入れの方法は違いますので、お使いの補聴器別のお手入れ方法をご参照ください。
- 耳あな形補聴器の場合
「きこえ」が悪くなる原因は、音の出る孔に耳垢の詰まっている場合がほとんど。ときには、音を拾う補聴器の表の部分の小さな孔のマイクの部分にも、手垢やゴミ等がつまっていることもありますから、耳垢を点検し、除去してください。また、「きこえ」が不安定なときは、電池接片を点検してみることも必要です。電池接片に電池のシールの糊が付着し、接触不良をおこしていることもあります。また、冬など寒いときに湿気にさらされると、音孔部分が結露することもあります。この場合は乾燥剤等で補聴器を乾燥させ水分を除去します。これらのお手入れは、購入された補聴器店ご依頼されても良いでしょう。 - 耳かけ形補聴器の場合
耳かけ形補聴器は本体とは別に、耳に入れるイヤモールドや耳せんに耳あかや汚れが詰まっていないか確認し、除去します。耳かけ形補聴器の本体の場合は、耳にかける部分(フック)の根元に汚れが生じている場合があります。そのときは、アルコール等に浸した綿等で除去します。ひどいときは、補聴器店で交換する必要があります。また、補聴器本体から、音を耳に伝える音道部分のチューブに冬場など、外気温が下がると温度差により結露(水滴が溜まること)が生じる場合があります。結露が生じた場合はチューブをはずし、水滴を取ってください。また、夏は汗が補聴器に付着するので、故障が多くなります。こまめに乾いたハンカチや、やわらかい布でふき取ることをお勧めします。 - ポケット形補聴器の場合
イヤモールドや耳せんの中に耳垢が詰まっている場合は、イヤモールドや耳せんをはずし、ブラシで耳垢を除去するか、中性洗剤で洗浄をしてください。また、補聴器本体のマイク部分にホコリや汚れが付着しますと音が出ないか、弱くなります。ブラシでマイク部分の汚れを除去してください。 - イヤモールド・耳せんの掃除の仕方
中性洗剤をぬるま湯に少量入れ、その中で、イヤモールドや耳せんの孔を爪楊枝などの細い棒で掃除、洗浄すると良いでしょう。
Q11:補聴器の分解掃除のメリットはありますか?また補聴器の点検は、何ヶ月に一度すればよいでしょうか?
A11:補聴器は汗、湿気、ホコリ等の原因により、故障につながることが多くありますので、定期的に(2年に1度程度)分解掃除(オーバーホール)をすることをお勧めします。特に、耳かけ形補聴器は汗等により、補聴器内部が腐食しやすいので、分解掃除をお勧めします。補聴器を購入された販売店にお問い合わせください。また、補聴器の点検は、使用頻度や使用環境によって違いますが、3ヶ月に1度程度、購入された補聴器店で点検やクリーニングをされると、補聴器の長持ちにつながります。
トップページ > 補聴器アカデミー > 補聴器ときこえのQ&A > 機能・取扱い・安全性について