一般社団法人日本補聴器工業会と、公益財団法人テクノエイド協会は、EHIMA(欧州補聴器工業会)の協力を得て、2012年より、日本における難聴者率や補聴器装用率等の実態に関する調査を継続的(2012年、2015年、2018年)に実施してきました。
このたび、第4回目の調査を実施しましたので、本日この結果を記者発表いたしました。
今回の調査では、過去3回の調査及び欧州各国との比較や新たな調査項目を含めて、さらに多くの情報・データを得ることが出来ました。
世界でも類を見ない超高齢社会を迎えている我が国において、「高齢者と難聴」の問題は、「認知症・うつ病と難聴」の問題とも相まって様々な分野で対処すべき喫緊の課題と捉えられております。
今回の調査では、特に、欧米主要各国との比較において「難聴者率」には大差は無いものの、「難聴者の補聴器所有率」ではその差は益々増大している結果となり、その原因を明確にし、対処することが急務であります。
一方で補聴器の満足度は前回調査より向上し、特に認定補聴器技能者が販売した補聴器の満足度が高い結果が得られました。
記者発表では諸外国の調査結果と比較して日本国内の補聴器市場の特徴を説明しました。